歯切れのよい食感で甘くておいしいイエロー中生種 トウモロコシ(スイートコーン) キャンベラ90EX

タキイ種苗(ACR600)

346円(税込)

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【甘くて良質な「キャンベラ」シリーズの中生種!】タキイ研究農場神戸雅人
「キャンベラ90EX」の品種特性と栽培ポイントを「2016 タキイ最前線 春種号」に掲載のタキイ種苗茨城研究農場 神戸雅人さんの記事よりご紹介します。

近年は大雨や突風、高温といった異常気象に見舞われることが多く、作柄を安定させることが難しい状況が続いています。
また、現在のスイートコーンの市場流通は極良質黄色品種が中心となっており、やわらかい食味が特徴であるため粒皮が薄く、近年の収穫期の高温化により、収穫後の粒皮のしなびが早い傾向があります。
苞葉の一部を剥ぎ、中の実を見せて陳列するような販売形態も増える中、品質保持は今後ますます重要な課題となります。
このような状況に対応するため、タキイでは「キャンベラ」シリーズの見直しを進め、このたび「キャンベラ90 EX」を育成いたしました。露地栽培での生育が安定し、耐しなび性や安定した穂形状を備え、抑制栽培にも対応できる中生の品種です。

【品種特性】
❶しっかりとした株で安定した栽培性
根張りが頑健で、株をしっかりと作ってから穂をつける特性があります。草丈は200僂曚匹砲覆蠅泙垢、根張りが強いため倒伏に強く、がっしりとした草姿になります。熟期は中生で一般地のマルチ栽培では、播種後約90日が収穫の目安となります。

❷抑制栽培でも安定出荷
秋の行楽シーズンは需要が高まります。この時期の出荷を狙う場合は、最も暑い時期での播種になるため、高温下でも生長が一定のスピードで早まりすぎず、充実した株になることが重要です。この作型では、初期生育がじっくりで株がしっかりと育つ「キャンベラ90EX」が最適です。

❸しなびに強い
粒皮がしっかりとしているため、高温期の収穫でも粒皮のしなびが少なく、棚もちにすぐれます。

❹秀品率
穂形が安定して苞葉のかぶりがよく、粒列の乱れや先端不稔の発生が少ない秀品率の高い品種です。甘みが強く食味も良好で、従来の「キャンベラ90」より苞付重で10g、穂長で1cmほど大きくなり、穂のボリュームも改良されました。

【抑制栽培に適する品種の使い分け】
焼きトウモロコシなど、加工調理に利用したい時は、粒皮がしっかりとして実崩れを起こしにくい「キャンベラ90EX」がおすすめです。加熱でさらに粒色がよくなり、新鮮さをアピールできます。
甘くてやわらかく、クリーミーな味わいと抜群の収量が魅力の「おひさまコーン88」とともに作型や流通、販売形態に応じて使い分けてください。

【栽培ポイント】キャンベラ90EX収穫
❶適作型
熟期が遅い中生種で、気温の高い作型にて栽培が安定しますので早出し用のハウス、トンネル栽培よりも、4月中旬〜5月中旬播種の一般露地マルチ栽培が適します。従来の品種ですと、中間地の収穫·出荷は7月いっぱいですが、この品種は高温下でもじっくりと生育し、穂の肥大も安定しますので、8月上中旬収穫(5月中旬播種)まで作型を広げることができます。

❷施肥設計
苞葉のかぶりがよく、穂先まで粒が入った大きな穂を収穫するためには、出穂期までにしっかりとした株を作ることがポイントとなります。「キャンベラ90 EX」の強勢株と根張りを促すため、元肥は堆肥を多めとし、チッソ、リン酸、カリの成分量で10 崚たりそれぞれ250gを施します。

❸適期の追肥を心掛ける
1回目は本葉6〜8枚ごろ、2回目は雄穂が見え始めたころに行い、10崚たりチッソ成分量で50gの速効性肥料を施します。株できがよく、がっしりとした草姿ですが、追肥が遅れると、穂が十分肥大できないため、適期を順守して施肥を行ってください。

❹潅水管理
生育初期の本葉6枚目までは乾燥と過湿に注意し適湿を保ちます。1回目の追肥(本葉6〜8枚)以降は生育が急速に進み、水分を特に多く必要としますので十分に潅水します。水分不足による穂の肥大不足品質の低下、先端不稔を避けるため適切な潅水を心掛け、特に開花期から収穫期までは乾燥させないようにしてください。

【特長】
●甘くて良質なイエロー種
歯切れのよい食感で、甘くておいしいイエロー種。比較的粒皮が厚いので、焼きトウモロコシにも向く。
●外観にすぐれる
穂重は苞葉付きで400g程度のボリュームとなる。粒列の並びがよく、穂先までよく着粒し、先端不稔が少ない。苞葉の色も濃く、見ばえがよい。
●熟期は90日タイプ
熟期は中生。マルチ栽培では、播種後約90日で収穫できる。トンネル栽培、マルチ栽培、露地栽培に適する。中間・暖地なら露地抑制栽培も可能。
●倒伏に強い
草丈は200cm程度で、草勢が強く倒伏にも強い。

【栽培の要点】
●圃場の準備
隔離栽培:デントコーンの花粉で交配されると、粒の硬化、甘みの低下が発生し、商品価値がなくなるため、これらとは隔離栽培を行う。強甘味種のバイカラーコーンやイエローコーンでの交配なら品質は変わらない。
土づくりと元肥:堆肥などの有機質を多用し、保水・排水性のよい土づくりに努める。元肥は、10a当たりのチッソ・リン酸・カリの成分量でそれぞれ20〜25kgが目安。
●播種と間引き
播種:土壌の湿度と最低地温14℃以上を確保するためにマルチを早めに張り、1穴に2〜3粒、深さ3cm程度に播種する。
間引き:本葉3〜4枚のころ、順調に生育している株を1株残して間引く。
●良品多収のための管理
栽植株数:10a当たり4,500株植えが基準。5月中旬以降に播種した場合は5〜10%疎植する。 
追肥と潅水:先詰まりのよい大きな穂にするためには、適期に追肥を行う。追肥に関しては、本葉6〜8枚ごろと雄穂出穂期の2回、それぞれチッソ成分量で10a当たり4〜5kgを目安に施す。雌穂開花期以降の乾燥は肥大不良と先端不稔につながるので注意する。
無除けつ栽培:葉面積と花粉量を増やすために、無除けつ栽培が基本。
●収穫
穂先の粒が色づいてきたころが収穫適期。絹糸抽出後20〜25日前後が目安。

【適作型】
キャンベラ90EX作型

【自家菜園の方に】
キャンベラ90EX自家菜園で楽しみたい場合は、より手の掛からない品種を選ぶことも大切なポイントです。
そこでおすすめしたいのは「キャンベラ90EX」です。これは中生の熟期をもつ品種で、生育はじっくりしていますが、その分、根の張りが強くがっちりとした倒伏に強い草姿に仕上がります。また、上手に栽培すれば、1株から2穂収穫できるのも魅力の一つです。
粒皮はややかたいですが、焼きとうもろこしには絶妙の歯ざわりで、さわやかな甘みとしょうゆの風味とのハーモニーが楽しめます。
容量
GF(100粒)200粒2000粒

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